名古屋市発注の道路清掃事業を巡り、業者に入札予定価格を漏らしたなどとして、競売入札妨害罪に問われ、1審に続き2審の名古屋高裁でも無罪判決を受けた元市緑政土木局長、村瀬勝美(62)と元市道路部長、長崎弘(56)の両被告について、名古屋高検は1日、上告を断念する方針を固めた模様だ。逮捕から5年を経て、両被告の無罪が確定する公算が大きくなった。
両被告は、部下の元市道路維持課長らと共謀し、02年11月の歩道清掃事業と03年4月の車道清掃事業の入札で、指名業者の選定や予定価格の漏えいなどの便宜を図り、公正な入札を妨害したとして起訴された。
だが1審の名古屋地裁は「予定価格を業者に漏らしていることを両被告に報告し、了承を得たという部下の供述は信用できない」などとして無罪を言い渡し、11月21日の高裁判決も「共謀の証明が不十分」などとして検察側の控訴を棄却していた。
この事件では、元名古屋市議や市職員ら14人の有罪が確定している。【秋山信一】
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